こちらのノア、エンジンをかけると、アイドリング時にすごい振動でびっくり!
典型的な「エンジンマウント」の劣化症状です。この振動が交換期となります。
簡単に言うと、エンジンを支える部品です。
エンジンも車体(フレーム)も金属で出来ていますよね?
常に振動しているエンジンを、車体に直接、
取り付けたら振動がすごくて乗れたもんじゃありません。
よって、振動を受け止めるためにやわらかいクッションが必要となります。
その役割を果たすのが「エンジンマウント」です。
このノアは、前後左右の合計4つ付いていて、これから交換に入りますが、
以下作業は、エンジン右用マウント(写真右上)交換をサンプルとしてお伝えします。
クッションの役割をする「エンジンマウント」は
ゴム製=経年劣化します。
目視で部品を確認すると、
やっぱりゴムが朽ちていました。
マウント交換するのに邪魔になる周辺部品を含め、取外していきます。
ゴム部分の根元が折れて
ブラブラになっていました。
角度を変えて
周辺部品をかわしながら取り付けていきます
写真中央が交換した「エンジンマウント」
右にくっついているのが、エンジン本体(写真右)です。
邪魔になっていた周辺部品も取り付けて、交換完了!
ご紹介した作業は、エンジン右用のエンジンマウントです。
左用も同じように交換しますが、
前後用2つは、リフトアップしてエンジンの下側からの交換作業となります。
基本的には劣化が大きいものだけを交換しますが、
今回はすべて交換しています。
交換後は・・・、車体の振動が無くなりました!
念のため、試運転をして最終確認後に納車です。
乗り心地が良くなって、お客様にも大変喜んで頂きました。
ありがとうございます。
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